両親や祖父母、配偶者などの身内が亡くなった時は、信頼できる斎場に依頼することが大切です。80代以降の高齢者が亡くなった時は、参列する人も高齢なので、体に負担の少ない所を選ぶことが大事です。広い駐車場が完備されている所を選んでおくと、マイカーで移動をすることが出来ます。葬儀業者を選ぶ時は室内を見学させてもらい、バリアフリーの設備が整っているか、確認をしておきましょう。身体障害者用トイレ、多目的トイレなどが設置されている斎場がお勧めです。
葬儀に適した斎場を見つけたい場合には、余裕を持ってそれぞれの地域で評判が良い会場の見学をしたり、葬儀社のベテランの営業担当者に予算に合う会場をいくつか提案してもらったりするのが有効です。また、高齢の参列者の数が多くなる場合には、エレベーターやスロープ、手すりといったバリアフリーに関する設備がしっかりと整っているかどうか判断をするのがおすすめです。最近では、施設の内部の様子まで様々な方法で詳しく紹介している葬儀社が少なくなく、初めて葬儀の会場選びをする時にも安心して対応をすることが可能です。
葬儀に向けて斎場の契約をするにあたっては、各地で多くの遺族や参列者から高く評価されている会場の立地や施設内の雰囲気、スペースの広さなどに目を向けることが重要です。特に、一般葬や家族葬などそれほど規模が大きくない葬儀を専門に扱っている業者の中には、年間を通して無料で会場見学の対応をしているところもあるため、積極的に気になる業者に問い合わせをしてみると良いでしょう。また、葬儀業者によって葬儀の費用だけでなく当日に受けられるサービスの内容に大きな違いが見られるため、時間を掛けていくつかの業者の資料を読み通したり、必要に応じて相談窓口を利用したりすることが肝心です。
葬儀を執り行う場として需要が高いのが斎場ですが、一口にいっても民間と公営がありそれぞれ強みや特徴には違いがあります。公営は公営施設ということもあり、料金がリーズナブルという点が最大の魅力となっています。葬儀業者の選択肢も多く規模に合わせて選ぶことができたり比較して最適な業者を並びたいときにもぴったりです。ですが民営に比べると数が少ないので予約がとりにくかったり、故人か喪主のどちらかがその自治体に住んでいなければ利用できない場合もあるということは頭に置いておくようにしましょう。
斎場とはお葬式を行う会場のことを指します。そのお葬式会場に関して、一部の地域では火葬場の隣にセレモニーホールが併設された、いわゆる公営斎場がいくらか存在しています。火葬場がセレモニーホールの隣にあるということで、告別式が終わると車を使うことなく歩いて隣の火葬場との行き来ができるという点で優れています。火葬処理するには約2時間そこらの時間がかかりますが、喪主たちはずっと火葬場で待機することなく、歩いてセレモニーホールへ戻って休憩し、また歩いて火葬場へ骨を取りに行けるといった時間移動の節約と移動中の肉体的そして精神的な疲労を軽減することができます。