斎場とはお葬式を行う会場のことを指します。そのお葬式会場に関して、一部の地域では火葬場の隣にセレモニーホールが併設された、いわゆる公営斎場がいくらか存在しています。火葬場がセレモニーホールの隣にあるということで、告別式が終わると車を使うことなく歩いて隣の火葬場との行き来ができるという点で優れています。
火葬処理するには約2時間そこらの時間がかかりますが、喪主たちはずっと火葬場で待機することなく、歩いてセレモニーホールへ戻って休憩し、また歩いて火葬場へ骨を取りに行けるといった時間移動の節約と移動中の肉体的そして精神的な疲労を軽減することができます。
そのためインターネット上では公営斎場に対しての人気口コミがたくさん見かけるようになりましたが、全国大半の地域ではまだそのようになってはいませんので、自分の住んでいる地域もそうなのかとうのみにしないように注意しなければなりません。
それとさらに気を付けないとならないのは、お葬式は告別式だけではなくて通夜もあります。近年では夜中もずっと遺体のそばで先行の火が消えないように喪主家族や親族が監視し続けるといった風習は過去のものになってきています。
というのは消防法で葬儀業者スタッフがいない場所で火を使うのは禁止されていて、それの代わりに火の形をした電気で代用しています。セレモニーホールでは夜中ずっとそこでベッドなど用意されていて快適に寝られることもありますが、なかには雑魚寝程度しかできないところもあります。ということで通夜の夜を過ごす点では家から近いセレモニーホールの選択も視野にしていたほうがいいかもしれません。